ROME













November 20th-December 20th
Santa Maria in Grottapinta
Via di Grotta Pinta, 00186 Roma 






SQEYS’ Double Fables Invasion












OSAKA




Marco Gallery:
The Wizard and Society








November 29th (Friday) - December 22nd (Sunday)
13:00-18:00
Closed: Mondays and Tuesdays

大阪市中央区南船場4−12−25 タケモトビル
TAKEMOTO Bldg, 4-12-25, Minami Senba, Chuo-ku, Osaka







KYOTO




VINYL TAPE:

The Great Odds of Love





November 29th (Friday) - December 22nd (Sunday)
12:00-18:00
Closed: Monday to Thursday

京都府京都市中京区新町通竹屋町上る大炊町211 211 Ooi-chou, Nakagyou-ku, Kyoto-shi, Kyoto











SQEYS──終わりのある物語から、終わりのない視線へ


SQEYSという名前の背後には、ひとりの作家がいるのか、それとも複数の人間による集まりがあるのか。その輪郭は、あえて明確にされていない。大阪と京都で同時に開催される本展は、SQEYSにとって初の展示であり、その匿名性も含めて、彼らの姿勢を静かに示している。

彼らが扱うのは「物語」だ。より近い言葉を選ぶなら、「寓話(ファブル)」と言っていいだろう。始まりと終わりを持ち、登場人物が限られた、ひとつの閉じた世界。ギャラリー空間に展開されるSQEYSの作品も、まずはそのようなかたちで立ち上がっている。

一見すると、描かれるキャラクターや風景は、子ども向けの絵本やマンガを思わせる。しかし、そこで語られているのは、鑑賞者自身の生活や感情と地続きの問いだ。勇気とは何か。友情とは何か。自分を信じるとはどういうことか。後悔のない人生とは──。そうした普遍的なテーマが、物語のかたちを借りて差し出される。

SQEYSの実践が印象的なのは、鑑賞者を単なる受け手にとどめない点にある。展示空間で完結するはずの有限の物語は、鑑賞者が自身の経験と重ね合わせた瞬間に、その輪郭を少しずつ失っていく。物語は、ギャラリーの外へと持ち出され、別の時間の中で続いていく。

絵画、写真、インスタレーション、マンガ、ソフビ。異なるメディアが並びながらも、そこには一貫した語りの感触がある。反復的なシリーズ制作という現代美術の定型に寄りかかるのではなく、その都度、最もふさわしい物語を選び取ること。そのために彼らは個人名を手放し、集団としてのあり方を選んだ。

中世の吟遊詩人になぞらえることもできるだろう。物語を語ること自体が、彼らの表現であり、制作である。SQEYSの寓話は、答えを示すためのものではない。鑑賞者が自分自身の位置を測るための、現代におけるひとつの指標として、静かにそこに置かれている。






We would like with this to thank the galleries hosting us and believing in our commitment:
Marco Gallery and VINYL TAPE

Thank You,

SQEYS